これが世界のスーパードクター6

この番組ももう6回になるのですね。

“神の手”を持つ男:福島 孝徳ドクター (←プチっとすると経歴に飛びます。)
ワタシがこの名を知ったのは最初の手術のあと。2003年のことでした。
脳腫瘍患者さんのあいだでは、まさに神様のように崇められておりました。

腫瘍発覚当時のワタシは【脳腫瘍】という自分の病気を知ろうとしませんでした。
すべてが終わって(退院後、心が落ち着くまで)やっと向き合えたのです。
医療関係、患者コミュニティ、いろんなサイトや本で知識を得ました。
そうこうしてるうちに Dr.フクシマ という名を知ったのです。
ワタシは自分のかかっている病院、医師になんの不満もありませんでした。
それでも、手術の後遺症で三叉神経麻痺、開口障害を抱えてしまった身には
『もし、この先生にやってもらっていたら・・・』という妄想をすることもあったのです。

その頃すでに【これが世界のスーパードクター】が放映されていたかは
記憶定かではありません。
ワタシがはじめてDr.フクシマを画像で見たのは【情熱大陸】のビデオでした。
(患者仲間にダビングしてもらいました)
“神の手を持つ男”と呼ばれるのは、頭にほんの小さい穴をあけるだけで、顕微鏡を使い巧みに患部を切除・縫合する鍵穴手術(キーホールオペレーション)という手術法を確立。
普通なら10時間を越える難手術も福島の手にかかれば数時間。患者のダメージは大幅に軽減される。まさに神業ともいえる世界最先端の技術だ。 

と、番組内で紹介されておりました。

c0103389_14541619.jpgワタシの頭の傷は・・・ 後遺症は・・・
脳腫瘍患者であれば誰しも自分の境遇と重ねてみるのではないでしょうか?

その後、Dr.フクシマがメディアにとりあげられる機会が増えたように思います。
【これが世界のスーパードクター】もシリーズ化となり
本も何冊かお出しになっています。

 ワタシも購読しました。
これを読んでから思いが少しづつ変わっていきました。





頼んだところでやってもらえるかわからない、大勢のなかから選ばれるかもわからない。
だから、これは妄想のお話しですが。
寝る間も惜しんで患者さんのためにと仰っていられるけど、ワタシの番で疲労のピークが
きたらどうでしょう???
複雑な頭の中をいじってる時にふらっとされたら・・・。 プロだからないはずですが。
そんなこと思うほど バタバタ 過密スケジュールでのオペです。
いつだったかは患者さん並べてオペしてた。流れ作業?モノじゃないんだからと思った。

『あの福島先生なら・・・』 と、安心して手術を任せる方は大勢いるでしょう。
世界的名医として評価の高い先生です。名のある先生にお願いしたということで手術に対する不安も薄れ、もし万が一の時も諦めがつくことでしょう。

でも、病棟と外来の先生が違うだけでも心彷徨うワタシには合ってないだろうなぁ。
術前も術後もゆっくり話せるわけじゃない。データだけのお付き合い。
ぴゅーと来て、手術だけでして、ぴゅーと帰る。そんな先生ワタシはいやだなぁ。
ワタシは手術の成功と完治は別物と思っています。
手術が上手くいってもそれは外科的にということで、完治(治療)にはメンタルなことも含め
医師と患者のコミュニケーションは不可欠なのではと思います。
まぁ、【主治医】ではなく【執刀医】と考え方を変えればいいのでしょうが。


福島先生でないと手術できない。という厳しい状況でなかったから
こんなこと言えるのかもしれませんね。
福島先生の手術の腕前は凄い。鍵穴法も凄い。それは確かなことだと思います。

患者がDr.を選ぶ時代。
このような情報番組は増えるいっぽうなのでしょうね。
そしてワタシもテレビ欄で見つけたら、やっぱり見ちゃうのでしょう。
支持するしないはべつとして、やはり気になるのです。

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by milimili_sp | 2007-03-10 23:40 | 報道&書籍  

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